NHKのストップ!詐欺被害キャンペーンが何故駄目か

初めに断っておきますが、僕は、どちらかというと、NHKのファンです。
受信料も、(喜んでではないけれど)払っているし、[いだてん]なんか、面白くてしょうがない。宮藤さんは、この仕事で、実力を2段はあげたのではないでしょうか。

しかしながら、アンチ詐欺のキャンペーンは、いただけません。勿論、全く効果がないとはいわないけれども、弊害が大きすぎます。
自分には、あまり関係ないことではあるし、そのうち、止めるだろうと思っていたのだけれども、いつまでも続くので、やはり、言わなければいけないと思いたちました。
(残念ながら、伝わることはないでしょうが)

詐欺被害を防ぐには、とにかく、お金を出さない、
お金につながってしまうことは他人に教えない
ことに尽きるのは、皆さんも、NHKの方も賛成なさると思います。
では、どうすれば、詐欺に引っ掛からずに、そうできるのか?詐欺師たちは、日々、新しい、斬新な手口を考え出して、騙しにかかってくるのです。

僕の、一つの答えは、正にそこにあります。
相手は、プロなのです。それで、お金を稼いでいるのです。裏社会の組織なので、上からの締めつけ、ノルマも一般の企業とは厳しさが違うでしょう。本当に、命がかかっているのかもしれない。真剣なのです。
我々素人の太刀打ちできる相手ではないのです。
まずは、相手の実力を認めないと、被害を防ぐことは、出来ないでしょう。
どうしても、詐欺師というと、一段、下の人間だと思ってしまって、甘く見がちです。舐めてかかると何事も、ろくなことにならないことは、我々は何度も経験しているはずです。
このことを押さえないと、被害は、決してなくならないと思います。

NHKがキャンペーンでやられていることは、新しい詐欺の手口を紹介することです。
しかし、誰が、テレビで紹介された手口を呑気に使うのでしょう。
勿論、我々も、紹介された巧妙な手口を知って、気を引き締めることはあるでしょう。
しかしながら、紹介された手口"だけ"気をつけようと思わないとも限りません。
詐欺師の立場になって考えてみてください。
僕なら、NHKのキャンペーンを見て、ほくそ笑みます。これで、仕事が、さらにやりやすくなると思って。
ですので、NHKの方々、キャンペーンをされるのは立派なことだと思いますが、やりかたを1度考え直してもらえないでしょうか?