安倍政権を急ぎ総括するならば

結局、安倍さんの支持層の利益を代表するだけの人でした。少なくとも、そう言われても仕方がないと思います。

なんと言っても憲法を改正できなかったのは、どうしようもありません。だって、最長政権ですよ。勿論、それも安倍支持層の願いでもあったでしょうが、これに関しては(どう改正するかによりますが)日本の採るべき政策として、早急にやらなければならないことで、それに挑戦すらしなかった罪は、(次の政権あたりで安倍さんの打った布石が実った、といったことがない限り。―そんな凄い話はなさそうですが―)重いものでしょう。

お前のいう、支持層の利益とは何か、というと、もう、わかりやすく、お金持ちたちの更なるお金儲けに協力した、ということです。
その経済政策が全く間違っていた、とはいいません。問題はその政策をとった動機が支持層の利益のためだろう、ということです。

具体的には、グローバリズムと呼ばれているものと、(新?)自由主義です。

くり返しますが、その政策が間違っていた、と言い切る根拠はわたしにはありません。時代の要請にそったものだ、ということかもしれません。それをやらなければ、諸外国の進歩に取り残されたのかもしれません。ただ、安倍晋三という人は、政治的理念を持ってその政策を決めていた人などではなく、ある、特定の利益団体の代表、という人だったのではないのか、というのが、今のところの結論なのです。