意に反して流出してしまったポルノ画像について

一般的には、たとえ夫婦や恋人の間柄であっても、流出して困るような画像を撮ることを許してはいけない、といわれることが多いようです。

それは、勿論正しいことです。しかし、現実にそういう画像を既に撮られてしまった人たちを助けることは出来ません。

おかしいことですよね。彼女たち(もしかしたら彼らも)は何も、全く悪いことはしていません。それにもかかわらず、現実に被害を受けているか、または被害を受けるかもしれないことに怯えなければいけないのです。

何かがおかしいのです。では何がおかしいのか。それは、そういう画像を観て、その当事者に何らかの屈辱を与える人たちです。つまりは、私たちです。

確かに、自分のセックス画像が流出してしまって、周りに観られたりしたら、それは恥ずかしいでしょう。でも、それは誰もいないと思って鼻くそをほじっていたら、それが盗撮されていた、とか、一人だと思って思いきりおならをしたら、それが音声つきで流出してしまった、などということと、おんなじレベルである筈です。そうでなければいけないのです。セックスだって、鼻をほじることだって、おならだって、みんなが(多分)やっていることで、なんにも悪いことではないのですから。

リベンジポルノなどということが、全くリベンジにもなんにもならない、ただ、本人の恥さらしにしかならない世の中になって欲しいものです。

《但し、そうなったらセックスの快感などというものも、ほとんど無くなってしまうのかもしれません》